禁煙外来
池袋セントラルクリニックでは、中々止める事の出来ない喫煙の治療として、ニコチンシール剤を主体にしたニコチン置換療法や新薬の飲む経口剤の禁煙薬(禁煙補助薬)による禁煙治療を主に保険診療で禁煙外来を行なっております。尚、禁煙が自身の意思で中々出来ない方の場合、趣味や嗜好と考えられる方もおられる様ですが、明らかにニコチン依存症という立派な病気であります。これは、血液中のニコチン濃度が減少する事でニコチン切れ症状(禁断症状・離脱症状)が現れる病気でアルコール依存症と同じように止める事が難しい病気の為、治療が必要となります。
当院の禁煙外来では、日本禁煙学会の専門医が診療にあたります。当院の専門医は、禁煙の辛さを自ら体験した医師が担当しています。自らの経験から失敗の無い禁煙を行なえるようにプログラムを組みますので、安心して禁煙に取り組む事ができます。医師の問診の後、簡単な検査を行い患者様に合わせたプログラムを組み治療が開始されます。ご自身の肺年齢やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)へのリスク、肺がんのリスクなどあわせて診療を受けられます。
また2007年度より保険適応が認められましたので、主に保険診療を主体に禁煙治療プログラム(検査等により適応が認められない方もございます。お気軽にお問い合わせ下さい。)を行っております。
タバコの健康被害
御存知のようにタバコによる健康被害の有名な疾患には、肺ガンがあります。これらは、喫煙している本人だけでなくタバコを吸わない周囲の人も副流煙で健康被害に遭う事が良く知られています。
また肺ガン以外の食道癌や胃癌、口腔・咽頭癌、肝癌、膀胱癌、膵臓癌、子宮癌などになる確立も高くなる事がしられています。これだけでなく喫煙で喘息や肺気腫などを代表とする慢性呼吸器疾患になるケースやクモ膜下出血や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)になるケースも非喫煙者と比べると圧倒的に高くなる事が知られています。
副流煙による被害としては、夫が1日20本以上喫煙するときの妻の肺がん死亡率(夫が非喫煙者である場合を1.0とする)は、1.91倍と言うデーターもあります。また、幼児がいる家庭では、幼児が気管支喘息になる頻度が急速に上がる事もしられています。
近年、我国は世界に類を見ない超高齢化社会を形成しようとしています。タバコによる肺がんを筆頭とした各種のがんや脳卒中、心筋梗塞を免れた人も肺気腫などCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)になる可能性が非常に高くなります。タバコを吸う方の約15%がCOPDになると言われています。早目の禁煙を行う事でCOPDになる事を予防できます。
治療プログラム
当院では、患者様のニコチン依存度により三段階に分けてニコチン置換療法プログラムを組みます。それぞれのプログラムにより治療期間は、6週間~8週間になります。ニコチンを含まない内服薬(α4β2ニコチン受容体部分作動約)による禁煙補助薬の場合は、12週(~最大で24週)が治療期間となります。またプログラムの節目となる時期に診察・カウンセリングを行ない、必要に応じてプログラムを変更する等、患者様個々の状態に合わせて最良の治療を選択します。(保険診療の適応がある方は、保険診療のルールに則った治療計画で行っております。)
治療薬
ニコチン置換療法として主にニコチンシール(ニコチネルTTSを主体にニコダーム)を様々なタイプに併せて組み合わせてプログラムを組みます。
新しく禁煙補助薬治療としてニコチンを含まない経口の内服薬(α4β2ニコチン受容体部分作動約)であるチャンピックスによる治療プログラムもあります。
上記の二種類の治療の何れのプログラムも保険診療にて行う事が可能です。
料金
各種プログラムにより治療費は、 40,700円~61,600円(税込み)
●保険適応のある方は、保険診療の料金となります。
●保険適応のない方の場合、自費診療による治療となります。